【雑記】過去が前で未来は後。我々は前を向いて後ろへさがっていく。

なぜ未来なのに「後」なのか?

今朝電車でTwitterのタイムラインを見ていたら「江戸時代の時間の感覚は未来→過去だった」みたいなニュアンスのツイートがありました。

で、そのツイートは後で探しても見つからなかったのですが、ググってみると、確かにそんな考え方があるようです。江戸時代の時計は針ではなく文字盤の方が動いていてまるで未来から過去に進むし、1ヶ月前のことを先月(先の月)というし、今の時間の感覚と違うかったのではというような話のようでなかなか興味深いです。

時間に関する漢字の表現を整理してみる

過去、現在、未来の3つがあるとしてこれらの漢字の表現の仕方を羅列してみると・・・

過去現在未来
1時間前1時間後
先日当日後日
前日当日翌月
前年今年来年
去年今年来年
これまでこの先
従来今後
以前以後

・・・という感じでしょうか。
確かに過去のことを言う時に前をつけて、未来は後がついていますね。
ただ「江戸時代の時間の感覚は未来→過去だった」と言われるとちょっと違う気も・・「よいお年をお迎えください」みたいな表現が当時もあったのであれば、それは「過去→未来」の感覚のはず。
まあ、実際に「よいお年を」という言葉を当時使っていたかどうかは知りませんが・・

おそらく、過去は見える(わかる)から目の前にある日で「前日」。未来は見えない(わからない)から目の後ろにある日で「後日」って意味で漢字を当てている気がしますね。

結局、我々は前を向いて後ろへさがっていく

そんなことを考えていると、なんとなく気づいてしまいました。人間は基本的に過去のことは見えるけれど、未来のことは見えません。つまり・・

人は前を向いた状態で後ろへさがっていく
(人生あとずさり)

ということなんだろうと。
熊と対峙した時に背を向けて逃げるのではなく、目を合わせて後ろにさがっていく・・そんな感じです。

じゃあ、振り返れば奴(未来)が見えるじゃん!

まあそうなんですが、振り返る手段が現在の科学では見つかっていないということなんでしょう。
ついでに、後退せずに前に進めばタイムスリップですね。こちらも今はまだできませんが、、

以上。雑談でした。

P.S.文字盤の方が動く時計アプリは作ってみようかな。あ、文字盤動くと考えると、人は動いてなくて、時間が後ろからやってきて、前に過ぎていく感じか・・・